いつものように土手沿いをサイクリングをしていた
折り返し地点で帰りに新規のカフェでも寄ってみるかと思いスマホを取り出してグーグルマップでカフェを検索した
少し遠回りにはなるけど帰り道方向に何件か表示されたのでそのうちの一件に目星をつけて向かうことにする
住宅街の裏道にありなかなかわかりにくい場所にあったが自転車のため要所要所でマップとにらめっこしながらたどり着くことができた
調べたところ14時には閉店してしまうので寄り道せずにむかう
このぶんなら13時15分ぐらいには着けそうだ ラストオーダーが何時かはわからないが
コーヒーを一杯のむだけなら問題はないだろう
ついてみるとこじんまりとした外観で駐車場も3~4台しか止められない広さしかなかったが平日ということもあり車は一台も止まってなかったように思う もう何か月も前の話なので正確に覚えていなかったがたぶん1台もなかったはず
私は自転車なのでそれほど駐車スペースはとらないからもし車がたくさん入ってきても邪魔にならなそうな場所へと止めた
店内に入るとカフェというよりも喫茶店と呼ぶ方が似合う佇まい
まー喫茶店なんだけど
落ち着いた雰囲気で店内はBGMも流れていなかった
店内を見渡すとカウンター内に マスターらしき人物を カウンターの一番奥に常連らしい 小太りのおっさんが一人座っておりなにやら話をしていたようだった
が 私が入店したときに いらっしゃいませーと声をかけたのをきっかけにその話はストップしてしまったので なんとなく私が入店する前は話していたのかなー?程度の感じでしかなかったが
お店の人からすると自転車のお客さんてけっこうわかりずらいと思うのよね
ほとんどが車での来客だろうから 駐車場に車がはいってくると音というか窓からでも訪問がわかるんだけど自転車ってよっぽどブレーキがギィギィしなければ静かだからなぁ
一番奥のカウンター以外は全部空いていたので店内を見渡しやすいとなりにショーウインドウのある4人掛けの席に座った カウンターの方が見れるように壁側を背にして
私けっこうお店の人がコーヒー淹れる様子とか眺めて居るの好きなんで
そこに座ってテーブルの上にあったメニュー表を見る その間にマスターがお冷を置いて行ってくれた
初めてくる店なのでどんなコーヒーが置いてあるのかじっくりメニューを眺めて居た
ブレンドが4種類とストーレートが5~6種
メニューの一番上にあった 基本のブレンドを注文する
普段はストレートの物を頼むときが多いのだけど この時はやはり基本となるものが良いかとおもって
一押しっぽいブレンドで
注文を終えたと同時ぐらいで カウンターにいたおっちゃんがマスターに一言二言声をかけて帰っていった もう閉店まで30分ぐらいだ
豆は機械のようなもので挽いていた なんかけっこうゴツかったきがする
形式はネルドリップのようだ 布制のようなフィルターが見えた
マスターの様子もうかがいつつ店内の内装や小物なども観察していた
カウンターに4~5人 あとは4人席が4つといったところか 壁の天井から500mmぐらい下がった場所にでっぱりのような場所がぐるっと一周あり その上に色々な形のミルとか謎の道具が乗っていてみているだけでもけっこう楽しい
そんな感じでお冷を飲みながらまっていると どうやら淹れ終わったようでマスターがトレイをもってカウンターから出てくるのが分かった 今回はコーヒーのみの注文
砂糖の入った容器を置き ミルクの入った小さいカップを置き 最後にコーヒーの入ったカップを目の前に置いた
「お待たせいたしました」 コトリ
そこで おや? っと私はおもった
多分 カフェに通っていて初めてだったかもしれない
コーヒーカップの持ち手が私から見て左にあるのである
ふつう カフェにかぎらず食事などができる場所にいくと配膳のカップや箸などの持ち手は基本右に置かれるからだ
なのでその違和感にすぐに気づいた
私が左利きだとマスターはわかっていたのだろうか
カップの置かれたテーブルの上をみてみると なるほどよくみればお冷のコップは左側においてある
それは私が左利きで 喉を潤すために飲んだ水を無意識にそのまま左でとって左に置いたからだろう
なんという気配り そういえば店内に入ったときからなんとなくオーラーのようなものが見えていたきがしなくなくもない
そしてコーヒーを飲んでびっくり いままで飲んできた中で1~2を争うウマさ
このお店は本物なのかもしれない 本当にコーヒーを楽しむためのお店のようでケーキが2種類あるだけで軽食のような余計なものはいっさいおいてないようだ
ただし ゆっくりと読書したり長居するような雰囲気ではない感じがする
まぁ 平日でお客さんがいなければ 読書していても良いのかもしれないが(店内にはけっこう本が置いてあった)私的にはそれほど落ち着くような感じはしなかった
マスターとある程度なかよくなって 世間話でもできるようになればまた違うのかもしれないがまー私的にも このお店はおいしいコーヒーを飲む場所なので別段問題はないのだけど
コーヒーなんて飲み始めたら5分もしないでのみおわちゃうからね
閉店15分前にはお店を出ることにした 店内にいたのは20分ぐらいだろうか
しかし おいしかったので他のやつもぜひ試してみたいとおいもったのでちかじかもう一回いってみようと思います
というか三週間後ぐらいに行ってきたんだけどw
実はその前日にもいったのだけど どうやら定休日っぽくて開いてなかったので今度はちゃんと調べてやっているの確認して次の日に再チャレンジしたのだが今回は自転車ではなくて車でむかうのでした
今回も平日だったのだがくしくも来店時間は前回と同じころ
14時閉店ってちょっと気を抜くといつのまにか閉まっちゃうもんねw
行こうとおもってって気が付いたら13時過ぎててあわてて車でむかったのです
今回も 駐車場は一台も止まってなくて止めやすいのありがたいのだけど・・・まぁ良いか
今日は自転車じゃないから普通の恰好 自転車のときはジャージにシャツのことが多いからなぁ
店内に入ると「いらっしゃいませ」の掛け声
見渡すとほかの客がだれもいなかったので なんとなく店内が一番見渡しやすい前回とまったく同じ席に座った
今回も 何を飲もうかとメニューを見て考える
私深煎りのほうが好きなのでブレンド4種の中で一番 深煎りの物を頼むことにする
その間にお冷がおかれていた
そこで フッと思いつきイタズラ心ってわけでもないのだけど 意識して右手 でコップをとり
一口飲んでわざとコップを右側に置いたのである
果たして前回のアレは偶然だったのだろうか?
マスターの固有の癖という線もありえるか?
カップの持ち手を手前にして一度置きそのまま出す それがたまたま左利きの私に一致した
何食わぬ顔でシレっと深煎りのブレンドを注文し前回と同じように店内を観察したり マスターがコーヒーを淹れている姿を眺めていた
やがて淹れ終わったのかマスターがトレイをもってカウンターを出てくる
どちらだ?
顔にはださないようにしていたが内心ではけっこうドキドキで楽しみにしている自分がいた
結果は前回と同じでなぜか持ち手は左向きでカップが置かれた
(ば・・・馬鹿な!?そんなこと・・・ありえるのか?私は今日入店してから右手でコップを持ちそのまま右に置いた。一度たりとも左手をつかった仕草をおこなってないない!!
依然 お冷のコップは右側に置いてある なのにコーヒーカップの持ち手は左向き
・・・いや・・・まてよ・・・。一度見られているっ!
そう 三週間前だ 初めて訪れた日に私は同じ時間 同じイスにすわりたしかに左手でカップを持ちコーヒーを飲んでいた
もしも マスターがそれを覚えていたとしたら・・・
わからない・・・
やはり マスターの癖として必ず自分からみて手前に持ち手を置くと考える方がどうかんがえても納得しやすい じゃなければお冷のコップが右においてあるのにカップの持ち手を左にする意味がわからない
理屈ではわかるんだけど・・・なんかひっかかるんだよなぁ・・・
そんなことを考えならが 苦い深煎りのブレンドを飲んでいた
そしてこれもウマイ
でもやはり基本のブレンドが一番おしいのかもなぁ
飲みながらメニューを眺めてストレートにマンデリンがあるのをみつけた
今度くるときにはコレにしようかなとか考えているうちにあっというまに飲み終わってしまった
基本わたくし無口なタイプなので不愛想に ごちそうさまと告げて会計をすませて出てきた
これはもう マスターと私の静かなる戦いだ
たぶん ポンコツマスターなだけだとおもうのだけども
・
そして三度 一月後ぐらいにまたこの地に降り立った
今回は少し時間に余裕のある正午近く しかも日曜日である
近くで(それほど近くないけど)骨董市をやっていたので午前中はそこに行ってから帰りに寄ってみることにしたのだ
おほ 日曜日だけあって今日は駐車場がまんたんだゾ!
とおもったら一台分開いていたのでそこに私が止めて満員
しまった! もしかしたら例のテーブルは空いてないか?と思ったがせっかくきたので店内に入ってみる
いつものごとく「いらっしゃいませ」の掛け声とともに入店すると
お客さんはけっこういたけど例のテーブルは空いていたので顔には出さないがニンマリと心のなかで悪い顔になってそのテーブル席に着席する
ただし今回は前回とは少し違う おなじテーブル席ではあるが向かい側の壁の方に向いて椅子に座った
なぜか? それは簡単だ あの持ち手を左に置く問題 同じテーブルの向かい側にすわれば私の体の向きだけが入れ替わり マスターのルーチンで手前側に置くようであれば今回は必ず持ち手が右手側に配置されるようになるからだ
着席と同時に心の中で静かに開始のゴングがなった
もう心のなかではマンデリンを飲むことは決まっていたがそ知らぬふりをしてメニューを眺めて居る
そのうちにマスターがお冷を置いていった
お冷のコップは持ち手がないのでやや
テーブルの右寄り(マスターからしたら手前)に置かれているがこれだけではもちろん判断はできない
私はそれを左手で取り何口か水を飲んで自分から見てテーブルの左側に置いた
店内にはお客さんが私も含めて3グループ
私が例のテーブル
女性の一人の客がカウンターの手前から2個目にすわってすでにコーヒーを飲んでいた
私も店内に入った瞬間に 一人なのでカウンターにするかと脳裏をよぎったのだがまだテーブル席に空きがあったので一人ではあるが前回 前々回とおなじ4人用のテーブル席にすわった 椅子の位置は変わったけど
もう一組は少し年配の男女二人で 一番奥の4人掛けテーブル席にこちらもすでに注文はすんでいるらしくコーヒーかっぷなどが見える
わたしが注文する前のメーニューの眺めている間にもう一組 年配の男女が入ってきて 奥から2個目の4人席に着いた
ちなみに私が座っているのは奥から3個目のテーブル席だ
駐車場が満員なのでこれ以上はお客は増えないかもしれない
やはり中年の男一人というのは少数派の気がする
一人でカウンターで飲んでいる女性もなかなかレアなきがしなくもないがw
私がマンデリンとアーモンドケーキを注文した 少しあとにあとから入ってきた客も マンデリンとモカそしてケーキを注文していた
マスターが準備をしているあいだにも今回は背中を向けているので様子はわからないがふつうにお冷を左で飲んで左に置いた
それを忙しく準備をしながら見れていたかはわからんけど
コップは左側に置いてある
やがてマスターがカウンターから出てくる気配がする
テーブルの側にきた トレーの上にはなんかいっぱい乗っている 注文が隣と同時ぐらいだったので(私のがちょっとはやかったけど)3人分のものを乗せているようだ
まずはアーモンドケーキがテーブルに置かれた
(これは別に良い)
つづいて砂糖が入った容器が置かれた
(これもどうでもよい)
そしてミルクのはいった小さい容器もおかれた
(このあたりは前といっしょだ 砂糖→ミルク→コーヒーの順番)
そして最後にコーヒーのカップがテーブルに置かれる!
サッ
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