少しまえに森のヌシを倒しました
こいつのことですね
ツリーテラスに数年ひっかかっておった かかり木
山のヌシを倒したのであれば 川のヌシにも手合わせ願おうと思い久しぶりに挑んでみることにしました
しかし川のヌシと戦うにあたりわたくし 一つの縛りを設けております
それは・・・
この斧一本で挑むこと！
あやつとは ここに越してきた当初からの腐れ縁でもう１１年になります
そんな相手にチェンソーをつかうのは矜持が許しません
つねにこの斧で挑んできましたがいまだに勝つこと叶わず
しかし 今日の私は今までとは違う なんせ山のヌシを倒した実績がありますからね
この勢いのまま 川のアイツも倒したるワイ
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川のあいつ 最初の邂逅から１１年 お互いに歳をとった
出会った当初は右の高台から滑り台のように斜めに倒れており肌つやも良かったが
さすがに１１年の年月で あいつも地べたに落ち苔むして満身創痍といった佇まい
今日こそ 宿敵に引導を渡してくれよう
前回 というか 毎回同じ所をたたいているので古傷が残っている
今回もここをたたくことにしよう
見た目は 皮膚のような外側は朽ちて土にかえりつつある場所がちらほら
いまの俺ならば！！
いったれオラーーァ！！！！
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今回もダメだっったよ・・・
見た目 あんな死にぞこないのじじぃのくせに まだ芯が残っていて周りをはいだら中は固い！
この手ごたえではあと１～２年ではまだ無理かもしれん・・・
５年後ぐらいでいけるかどうかと見た
さすがポっと出の山のやつとは年季がちがう
開墾当初から苦楽？をともにしてきた盟友といっても過言ではない
山のあいつは 昨日の敵は今日の友と評したが
こいつは かつての盟友 今は好敵手 っと言ったところか
盟友（とも）の足元には今年もたくさんの ウワバミ草が育っていた
こんどこいつで佃煮でも作ってみるのもよいかもしれん
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